トランプ米国「TPP離脱」表明でも
安倍晋三が語り続ける
日本経済再生の方法とは?
作家・哲学者の適菜収が「安倍政権の無能と欺瞞」を討つ批判の毒矢
バークは言う。
「かれらにとって、ものごとの古いしくみをこわすことは、それが古いものだというだけでじゅうぶんな理由をもつのである。新しいものについては、いそいでたてた建物の永続性にかんして、かれらはなんのおそれももたない」(『フランス革命についての省察ほか』)
「あなたがたの政治家たちが、勇敢大胆な才能のしるしと考えるものは、能力のなげかわしい欠如の証拠にすぎない。かれらは、自分たちの乱暴な性急さと、自然の過程の無視によって、すべての山師と投機家に、すべての錬金術師とやぶ医者に、盲目的にゆずりわたされてしまった」(同前)
結局、戦後日本の平和ボケ、思想の劣化、革命幻想、幼稚な破壊願望、政治の崩壊の成れの果てに発生したのが安倍政権なんですね。
安倍は中学生になっても、夜、乳母に起こしてもらい、おしっこに行っていた。
そして自分の部屋に寝かしつけられると、乳母の部屋に行き、乳母の布団にもぐりこんでいた(『安倍晋三 沈黙の仮面』)。
結局、世の中のことがなにもわからないまま大人になってしまったのだろう。
(※話題の新刊『安倍でもわかる政治思想入門』本文一部抜粋)
著者略歴
適菜 収(てきな・おさむ)
1975年山梨県生まれ。作家。哲学者。ニーチェの代表作『アンチ・クリスト』を現代語訳にした『キリスト教は邪教です!』、『ゲーテの警告 日本を滅ぼす「B層」の正体』、『ニーチェの警鐘 日本を蝕む「B層」の害毒』、『ミシマの警告 保守を偽装するB層の害毒』(以上、講談社+α新書)、『日本をダメにしたB層の研究』(講談社+α文庫)、『日本を救うC層の研究』、呉智英との共著『愚民文明の暴走』(以上、講談社)、『死ぬ前に後悔しない読書術』(KKベストセラーズ)、『なぜ世界は不幸になったのか』(角川春樹事務所)など著書多数。安倍晋三の正体を暴いた渾身の最新刊『安倍でもわかる政治思想入門』(KKベストセラーズ)が全国書店、Amazonにて好評発売中。
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